特集4:ビジュアルな患者サービスを実現するまで
目次

電子カルテ(ダイナミクス)と医療ファイリングシステム(RsBase)の世界

どのように使うと患者サービスが向上するか?現場からの報告!

特集1/システム開発編

特集2/電子カルテ(Dynamics)

特集3/RsBaseサポート

特集4/ビジュアルな患者サービス向上

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電子カルテでの弊社の役割

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1.今までの概念からの脱出するには?

 紙カルテでの診察を日常的にこなしてきた医師には、どうやって電子カルテの現場が回っているか想像しにくいことです。診療科が違えば、患者様の流れ、看護師の動き、医師の動き、データの流れも違います。よってやりたい事が決まらず院内LAN構成も決まらず、なかなか全体像を描くことができないのではないでしょうか?それを肌で感じるためにはダイナミクス(電子カルテ)やRsBase(医療ファイリング)がどのような事ができるのかを把握しないと貴医院でのイメージが湧かないのではないでしょうか?

2.メリット、デメリットは?

 また上記のソフトはどちらも医師が診療の傍らで開発したため、非常にドクターマインドに優れ、現場の問題点がクリアされ、使いやすいと好評です。しかも安価に購入できます。しかし自己責任での運用が前提になっているためコンピュータ&ネットワークに精通していれば、そのメリットを利用する勇気が出るかもしれません。ダイナミクスはAccessというポピュラーなデータベースで構築されています。RsBaseはPerlという言語で作成されています。特にAccessはソフトウェアを作りやすいと言うメリットがあります。一方、貴重な診療情報を管理するデータベースとしてのAccessは脆弱な点もあり100%Non-Stopと言えるほどの信頼性にやや欠けているのも事実です。特にデータが膨大になればなるほど、脆弱な点が現れます。現場での一番の不安は、それがある日突然やってくることです。それでも診療はNon-Stopで続けなければいけません。Accessに精通している医院は、「あっ、これは、あそこをいじらなければいけない。」と一瞬の診療の中断で復旧可能かもしれません。しかし、この感性が湧いた場合でも、見当違いで問題が解決しない場合など自己責任での解決能力を迫られます。ダイナミクスは、株式会社ダイナミクスが、TEL、FAX、E-Mailなどで対応してくれますが、現場に誰か来てくれるわけではありません。

3.何が見えれば導入に踏み切れるか?

 一方、度重なる診療報酬改訂のため開発者の吉原正彦先生は、プログラムを診療報酬改訂に合わせると言う大仕事を行っています。株式会社ダイナミクスでは診療報酬改訂プログラムを作成し、差し替え方法のマニュアル作成、改訂後の操作変更マニュアル作成、改訂版のプログラムをインターネット上に掲げます。しかし、そこから以降の作業は、全部、貴医院での自己責任で使う。設定する。試験する。運用する。ということになります。PCの得意な医院では、Accessを勉強して自医院のダイナミクスをカスタマイズしているパワーユーザも、若干おられるようです。しかし、大部分の医師は、診療が本業であり、まず自分の診療スタイルがダイナミクスに合うかどうかが非常に心配だと思います。またそれを実現するための理想的なネットワーク、構成、配置、人の動きなどを把握し、決断という行為に移るためには、相当の予備知識が必要になります。

4.導入決断へのフォローアップ内容

 弊社では、導入前に、やりたいことをお聞きし、それが可能かどうかを一緒に検討し、医療機器連携まで行なうのか、連携が可能な機種選定になっているのか、だれが、どこの部分を受け持つのか、それは可能なロジックか、皆の同意は得られるか、ダイナミクスでの操作環境などの情報を提供し、ご納得の上、導入、運用、保守等の契約を行います。最初は機器選定、運用確認、指導などになりますが、慣れてくると、現場での保守作業が多くなります。それは、データが増えるからという点もありますが、いろんな事をトライしたり、特殊なケースに遭遇する場合、どうすればよいのか?ということが、発生するからです。一方、RsBaseは、医療機器連携を行い、画像、検体結果の読み込みなどを管理してくれます。また、RSB20d_N等のプログラムを使うことで、お互いのソフトが連携してくれます。これは、非常に便利です。画像におきましては、1クリックファイリングで医療機器からダイレクトに画像を読み込むことも可能です。院外血液検査結果検は時系列表示できます。これらは患者IDで共有可能で、IDで情報の共有串刺しが可能です。診療所での、画像、検体、書類など全て、RsBaseで管理してくれます。それもダイナミクスの患者IDで管理してくれます。また、スキャナーなどを使って、患者様が持ってきた紹介状や薬情やその他の書類もファイリングしてRsBaseに保管できるため、紙カルテにはさんでいたような物、全てがファイリング可能です。

 運用手順を間違えなければ、院内で発生する書類はすべて電子化して保管管理できるのではと感じさせます。

5.事例

 例えば、診察室に患者様に説明するためのディスプレイを用意します。医療行為(会計に必要な項目や所見、血圧、尿等)はダイナミクスに入力します。胸写、エコー、内視鏡、心電図など画像連携を行い、検査画像を保存し、PC連携後には、診察室で、画像診断が出来ます。呼び出す検索項目は、患者IDでよいです。このIDでダイナミクスとも連携します。すると患者サービスは飛躍的に向上します。
画像での説明は、患者様から好評のようです。特に内視鏡などは、わかりやすいので、それに医師の専門知識からの正常、異常、腫れ具合などの説明は、好評です。しかも両方のソフトは同じ患者IDで管理されているので、写真や血液検査結果をカルテに貼るという操作からは開放されます。次回探すときも患者IDで探せます。履歴も見れます。血液検査結果が時系列に表示され、問題と思われる検査項目を選択し、グラフ化できます。このようにいろいろな物がビジュアルで表示されますので説得力が増します。検査結果はPCのサーバに保管されているので、データのバックアップは、必ず毎日行ってください。

6.結論

 ここまでくれば、診療所のIT化は、ほぼ完了したと思ってよいです。あとは、度重なる診療報酬改訂とダイナミクスそのもののバージョンアップ、RsBaseそのもののバージョンアップを続ければ、この世界での診療が行えます。ただしRsBaseに関しては、バージョンアップが頻繁に行われるため(約200回/年)貴医院で必要と感じる機能アップがあるときは是非、実行してください。ただしRsBaseを毎回行う医院は少ないです。

その後、国が進める病診連携、診診連携というインフラが揃えば、貴医院のメリットを考えてそれに踏み出す、参加するかの構想ををゆっくり練ってください。

診療スタイルが変わります。
患者サービスの質が変わります。
差別化のメリットは早く取り組んだほうが大きいです。

オンサイトが必要な場合のトラブル時には、弊社から駆けつけます。

 Dynamics+RsBaseで患者サービスを上げ、診療の質、スピードを上げ、より地域に密着した診療所を目指してください。お近くの場合はデモに伺います。

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